【獣医師向け】獣医学生の就活はいつから?|5年生の夏に始めて実習→内定まで
「就活は6年生の夏からでも間に合う」と思っていませんか?
しかし、近年の就活事情を考えると、そのペースでは出遅れてしまう可能性があります。
最近では、5年生の冬までに就職先を決める学生が増えており、実際には5年生の夏頃から動き始める人も少なくありません。特に人気のある動物病院では、6年生の春にはすでに採用枠が埋まっていることも珍しくありません。
実際に、当院でも5年生の夏でも内定を出すことがあります。
では、なぜここまで就職活動が早まっているのでしょうか?
今回は、その背景と、早めに行動することで得られるメリットをデータとともに解説します。「気づいたときには、すでに選択肢がほとんど残っていなかった……」と後悔しないために、今できることを一緒に考えていきましょう。
就活の早期化が進む3つの理由
① 内定時期がどんどん前倒しになっている
最近では、5年生の夏頃には実習を行い、6年生の1月より前(国家試験の前)には内定を得るという流れが定着しつつあります。
特に人気のある動物病院では、6年生の春の時点ですでに卒業その年の採用を締め切っているケースもあります。
つまり、「6年生の夏から就活を始めよう」と考えていると、すでに希望の病院の採用枠が埋まっている可能性が高いのです。
② 早く決める学生が増えている(データで見る早期化の進行)
5年生の冬には進路を決める学生が増えており、そのためには5年生の夏から情報収集や実習の計画を始めることが重要です。実際のデータを見ても、早い時期に内定を得る学生が増加しています。
当院でも、3〜4年生のタイミングで実習に来てくれる学生さんも多くいらっしゃいます。
5年生の冬に進路を決める学生が増える一方で、6年生の春~秋に進路を決める学生が減少しています。
この背景にはさまざまな要因が考えられますが、『周りの友人が早く決めているから自分も急がなきゃ』と考える学生が増えたことも一因といえるでしょう。
特に、情報が早く共有される現代では、進路選択に関するプレッシャーをより強く感じやすくなっています。その結果、早い段階で意思決定をする流れが加速し、6年生の夏や秋まで待つケースが減ってきているのかもしれません。
③ 動物病院も早期採用にシフト
動物病院側も、優秀な人材を確保するために採用活動を前倒しする傾向が強まっています。
以前は6年生の夏頃に内定を出していた病院も、現在では6年生の春には採用を終えているケースが増えています。
特に、実習を通じて早期内定を決める病院が増えており、「実習後すぐに内定を出す」流れが主流になりつつあります。
当院では卒業の1年以上前の学生にも内定を出すことがあり、採用のタイミングを幅広く設けています。
そのため、「もう少し考えてから…」と様子を見ているうちに、希望の病院の採用枠が埋まってしまう可能性が高くなっています。
こうした動きが加速する中、「6年生の春になったら考えよう」と思っていると、気づいたときには希望の病院で働くチャンスを逃してしまうかもしれません。
「早く動いた方が有利」な理由
ここまでのデータからもわかるように、獣医学生の就職活動は年々早まっている傾向にあります。
では、早めに行動すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
選択肢が多い
就活を早く始める最大のメリットは、より多くの病院から選べることです。
まだ多くの病院が募集を続けている時期なら、勤務条件や診療スタイル、病院の雰囲気など、自分に合った職場をじっくり比較できます。
実習の枠が埋まる前に予約できる
実習→内定の流れが一般的になっている今、希望の病院で実習を受けることが重要です。
特に人気の病院では、6年生の春には実習枠が埋まってしまうことが多いため、早めに申し込まないと希望の日程で実習ができない可能性があります。
また、早い段階で動くことで、他の人との同時並行の実習にならず、より時間をかけてもらえるというメリットもあります。指導する側も一人ひとりにしっかり向き合えるため、学べる機会が増え、より充実した実習を受けることができるでしょう。
さらに、まだライバルが少ないタイミングで実習に参加すれば、指導する先生やスタッフの印象に残りやすいという利点もあります。後から実習生が増えると、「その他大勢の中のひとり」になりやすくなりますが、早い時期なら個性をしっかり伝えるチャンスが広がります。
じっくりと病院を比較できる
実習は、病院の診療スタイルやスタッフとの相性を確かめる貴重な機会です。
複数の病院で実習を経験することで、「ここなら働きやすそう」と思える環境を見つけやすくなります。
また、実際に働くイメージを持ったうえで就職先を決めることで、「思っていた環境と違った…」というミスマッチを防げるという利点もあります。
面接や試験に余裕を持てる
早めに行動すれば、面接や試験の準備時間をしっかり確保できます。
✅ 事前に模擬面接を受けておく
✅ 履歴書を何度も見直し、より魅力的に仕上げる
✅ 志望動機や自己PRをしっかり準備する
しっかりと準備を進めることで、当日の緊張を和らげ、自信を持って面接に臨めるはずです。
いつから動くべき?|就活は5年生の夏がスタートライン!
就職活動は、5年生の夏から動き始める人も多く、冬には本格的にスタートし、6年生の春までに内定を目指すことが理想的です。
一方、6年生の夏以降の就活は選択肢が大幅に限られるリスクがあるため、注意が必要です。
また、複数の病院を比較する時間がなくなり、「とりあえず内定をもらえた病院に決めるしかない…」という状況に陥る可能性もあります。
就活は、情報を集め、実習を経て、自分に合った病院を見極めることが大切です。
そのためにも、できるだけ早めに行動し、じっくり比較できる時間を確保することが重要になります。
「まだ大丈夫」と思わず、まずは情報収集から始めてみましょう!
実習で見られるのは「技術」より「人間性」!
ちなみに、実習では病院側が技術力よりも人間性を重視することが多いのをご存じですか?
なぜなら、新卒の段階では高度な技術よりも、職場での適応力や協調性の方が重要と考えられているからです。
では、実習中に特に見られているポイントとは何でしょうか?
<病院側が重視する4つのポイント>
・挨拶・受け答え:明るく、はっきり話せるか?
・コミュニケーション能力:スタッフや飼い主様と円滑な関係を築けるか?
・ストレス耐性:忙しい現場でも冷静に対応できるか?
・気配り・協調性:チームワークを意識し、周囲をサポートできるか?
実習は、技術を披露する場ではなく、「一緒に働きたい」と思ってもらう場です。
そのため、基本的なマナーや態度がとても重要になります。
<実習中に「一緒に働きたい」と思ってもらうコツ>
・積極的に動く(「何かお手伝いできますか?」と声をかける)
・メモを取る(同じことを何度も聞かないようにする)
・指示を復唱する(理解していることを伝える)
・表情・態度に気をつける(無表情や消極的な姿勢はNG)
「技術に自信がないから不安…」と悩む必要はありません!
まずは、基本的な礼儀やコミュニケーションを意識することが大切です。
病院側に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるよう、前向きな姿勢で実習に臨みましょう。
ダイゴペットクリニックで働くメリット
数ある動物病院の中でも、新卒獣医師にとって働きやすい環境が整っている病院を選ぶことが大切です。そこで、ダイゴペットクリニックの環境をご紹介します。
相談しやすい環境
ダイゴペットクリニックでは、スタッフ同士のコミュニケーションを大切にしており、気軽に相談できる環境が整っています。診療の疑問や治療方針の悩みなどを先輩獣医師に相談しやすく、チームで支え合いながら成長できるのが特徴です。
新卒獣医師が活躍できる
ダイゴペットクリニックでは、新卒の獣医師がしっかりと経験を積める環境が整っています。研修や指導体制が整っているため、基礎から実践的な診療まで幅広く学べます。無理なくステップアップできるので、自信を持って診療に臨めるようになります。
福利厚生の充実
獣医師としてのスキルアップだけでなく、長く働き続けられる制度が整っているのも大きな魅力です。各種手当や休暇制度がしっかりしているため、プライベートとのバランスを取りながら働くことができます。また、学会やセミナー参加のサポートもあり、最新の知識を学びながらスキルアップを目指せます
安心して働ける環境と、成長を支える体制が整ったダイゴペットクリニックで、あなたの獣医師としてのキャリアをスタートしませんか?
まとめ|今すぐ就活を始めよう!
人気のある動物病院では、6年生の春にはすでに採用が締め切られているケースもあります。
「とりあえず実習に行ってから考えよう」と後回しにしていると、気づいたときには希望の病院の採用枠が埋まっているかもしれません。
まずは、気になる病院の情報を集め、実習のスケジュールを立てることが大切です。
早めに実習の予約を確保し、余裕をもって就職活動を進めることで、より納得のいく選択ができます。
また、履歴書の準備や面接対策を少しずつ始めておけば、本番でも自信をもって臨めるでしょう。
今のうちから少しずつ行動し、自分に合った病院を見つける準備を始めましょう!
実習の申し込み案内
当院での実習や見学にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。皆様のご応募を心よりお待ちしております。
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